みなさん、こんにちは。看護師の鈴木です。8月3日(月)にお休みをいただき、家族で新潟県長岡市の「長岡花火」を見に行ってきました!🎆実は、長岡花火を見るのは約5年ぶり。今回はありがたいことにチケットの抽選に当選し、娘と息子、我が家の“怪獣2人”を連れて、いざ新潟へ。……もちろん車です。神奈川を出発したのは11時頃。「久しぶりの長岡花火、楽しみだな〜」なんてワクワクしながら向かったのですが、会場に到着したのは18時30分頃。約7時間半。長かった……。笑しかも、到着した時点で私のHPはほぼ残りわずか。「これ、花火を見る前に力尽きるんじゃないか?」そんなことを思いながら会場へ向かいました。笑以前訪れたときと比べ、観覧席は抽選制になり、周辺の駐車場も抽選になるなど、長岡花火を取り巻く環境も大きく変わっていました。それでも、こうして全国からたくさんの人が集まるのには、やっぱり理由があるんですよ。「長岡花火」は、ただの花火大会ではない長岡花火の歴史は、実はとても深いものがあります。その起源は1879年(明治12年)までさかのぼります。そして現在の「長岡まつり」につながる大きな転機となったのが、1945年8月1日の長岡空襲です。市街地は大きな被害を受け、1,480人余りの尊い命が失われました。その翌年の1946年、長岡市民は復興への願いを込めて「長岡復興祭」を開催。そして1947年には花火大会が復活しました。つまり、長岡花火は単に「夏の風物詩」として始まったものではありません。そこには、「亡くなった方への慰霊」「まちの復興」「平和への願い」という想いが込められています。そう考えると、夜空に上がる一発一発の花火の見え方が、少し変わってきます。そして、圧巻の「フェニックス」長岡花火といえば、やっぱり「フェニックス」。実はこの花火にも、特別な意味があります。2004年に発生した新潟県中越大震災。その復興を願い、そして全国から寄せられた支援への感謝を伝えるために、2005年に誕生したのが「復興祈願花火フェニックス」です。開花幅は約2kmにも及び、夜空いっぱいに広がるその姿は、まさに名前の通り「不死鳥」。復興への願い。支えてくれた人への感謝。そして、未来へ進んでいく力。そんな想いが込められた花火だと知っていたので、実際に目の前で打ち上がった瞬間は、ただ「すごい!」だけでは言い表せないものがありました。そして、ふと隣を見ると……子どもたちが、真剣な顔で夜空を見上げていました。その姿を見て、また感動。「この景色を一緒に見られてよかった」そんな気持ちになりました。大人になってから見る花火は、少し違う子どもの頃は、花火を見て「きれい!」「大きい!」「すごい!」それだけだったような気がします。でも、歳を重ねて、いろいろな経験をしてから見る花火は、少し違いました。この花火を打ち上げるために、たくさんの人が準備をしている。長岡の人たちが、何十年、何百年と大切にしてきた歴史がある。そして、その背景には、亡くなった方への慰霊や、復興への願い、平和への祈りがある。そう考えると、目の前に広がる花火が、ただの「きれいな景色」ではなく、たくさんの人の想いが夜空に描かれているように感じました。長岡花火が、多くの人を惹きつける理由が少し分かった気がします。HPは、しっかり回復しました。笑とはいえ、7時間半の移動で限界寸前だった私のHPも、花火が始まるとみるみる回復。特にフェニックスは本当に圧巻でした。「これを見るために全国から人が集まるのも納得だな」と、心から思いました。普段は仕事のことを考えている時間が多いですが、この日は仕事を少しだけ忘れて、家族と同じ景色を見て、同じ瞬間に「すごい!」と感動する。そんな時間を過ごすことができました。そして何より、こうしてお休みをいただいて家族との時間を過ごせたのも、現場を支えてくれている仲間がいるからこそ。本当に感謝です。「受け継ぐ」ということ長岡花火には、100年以上にわたって受け継がれてきた歴史があります。亡くなった方への慰霊。復興への願い。平和への祈り。そして、支えてくれた人たちへの感謝。その想いが、時代を超えて今も花火という形で受け継がれています。今回、子どもたちと一緒に長岡花火を見ながら、ふと「訪問看護も、少し似ているのかもしれない」と思いました。訪問看護で私たちが関わるのは、利用者さんの「今」だけではありません。その人がこれまで歩んできた人生があり、家族との時間があり、嬉しかったことも、大変だったこともあります。病気や障害を抱えたとしても、「これまで大切にしてきたものを、これからも大切にしたい」「できることは、できるだけ自分で続けたい」「最期まで、自分の家で過ごしたい」そんな一人ひとりの想いがあります。私たち訪問看護師の仕事は、何かを一方的に「してあげる」ことではなく、その人がこれまで大切にしてきたものを知り、その想いを受け取り、これからの生活につないでいくことなのかもしれません。長岡の人たちが、過去の出来事やそこに込められた想いを忘れず、何十年、何百年と花火を受け継いできたように。私たちも、利用者さん一人ひとりの人生や想いを大切に受け取り、それを次の一歩につなげていく。そんな仕事をしているのだと、改めて感じました。そして、フェニックスに込められた「復興」や「感謝」の想いにも、強く心を動かされました。人は、決して一人で前に進んでいくわけではありません。誰かに支えてもらったり、誰かを支えたり。その積み重ねの中で、また一歩前に進むことができる。訪問看護も、利用者さんだけではなく、ご家族や主治医、ケアマネジャー、リハビリ職、介護職、そして地域のさまざまな人たちと一緒になって、その人の生活を支えています。今回、家族と長岡花火を見に行けたこと。子どもたちと同じ景色を見て、「すごいね」と笑えたこと。そして、そんな時間を持つことができたのも、安心して仕事を任せられる仲間がいるからこそ。そう考えると、今回の花火は「家族との夏の思い出」というだけではなく、普段、自分たちがしている仕事について改めて考えるきっかけにもなりました。また、来年も🕊️来年もチケットが当たるかは分かりません。……そして、もう一度7時間半の運転をする覚悟ができるかも分かりません。笑それでも、また家族みんなで見に行けたらいいなと思っています。子どもたちにも、いろいろな場所へ行き、いろいろなものを見て、たくさんの人の想いに触れてほしい。そしていつか、自分たちが誰かから受け取ったものを、次の誰かへ渡していける人になってくれたら嬉しいなと思います。長岡の夜空に広がったフェニックスを見ながら感じた、「過去を大切にしながら、未来へつないでいく」ということ。これは、私たちが訪問看護で大切にしていることにも、どこか通じるものがあるのかもしれません。夏もいよいよ後半戦。家族との時間でしっかり充電できたので、ここからまた、目の前の一人ひとりと向き合いながら仕事も頑張ります!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。🎆